巻号一覧
17 巻, 2 号
選択された号の論文の5件中1～5を表示しています
- |<
- <
- 1
- >
- >|
-
中村 浩之1980 年 17 巻 2 号 p. 1-9_1
発行日: 1980/09/01
公開日: 2011/02/25
ジャーナル フリー地すべりを防止するために直径1.0～3.5mの現場打ちグイが剛なクイとして用いられることがあるが, このクイの設計方法はまだ確立されていない。本文は主としてダウェルカによってすべり面でのセン断抵抵力を増加するために用いられるシャフトグイの地すべり地内での挙動や設計方法について述べたものである。
設計の基本的な考え方は地すべり土塊がすべり面上を滑動するとき, クイが回転し, すべり面の上下の土塊内で地盤反力が発生し, すべり面にダウェルカが生じるものとしている。そしてこのときクイに作用する力の釣合条件を解き, クイに発生するモーメント, セソ断力, 変位, 地盤反力分布を求め, クイを設計するための基本条件を求めるものである。解析は多層系地盤について行なわれる。
なお本文ではダウェルカを発揮するクイの施工位置を斜面安定解析より求めた水平内力分布図より決定する方法を述べるとともに実際に地すべり地内に打設されたシャフトグイに作用する土圧測定結果より, クイの設計方法が適当であることを示す。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1205K) -
玉田 文吾1980 年 17 巻 2 号 p. 10-19_1
発行日: 1980/09/01
公開日: 2011/07/04
ジャーナル フリー再滑動型地すべり-連続した地すべり面が地層中に既存し, 降雨などの誘因によって滑動-において, 地すべり粘土のせん断強度定数は, ダイレタンシーに関係するところの厚さ, 有効土かぶり応力によって決定されるが, これが滑動を開始するとき, 厚さが3mm以下の場合, c'≒0, φ'>0の状態で均衡がくずれるため, 間隙水圧の作用が大きく影響する。
移動量の増加とともにc'>0になり, 条件によってはφ'も多少増加, 加えて負の過剰間隙水圧も発生するので, 安全率にも変化が現われるようになる。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2179K) -
吉松 弘行1980 年 17 巻 2 号 p. 20-25
発行日: 1980/09/01
公開日: 2010/06/28
ジャーナル フリーIt is generally said that landslide movement relates to variation of . groundwater. But the quantitative analysis of this relation has not been established . If it is analysed the behavior of groundwater by using simple models which are consisted of pipes and tanks, we will be able to know the characteristics of groundwater in land slide area. Especially, if the models were reflected to geological nature of landslide soil mass, we could know the characteristics with the most quantitative accuracy . In this paper, analysis method and its result are discussed.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (818K) -
沢崎 雅之, 小川 正二1980 年 17 巻 2 号 p. 26-31
発行日: 1980/09/01
公開日: 2011/02/25
ジャーナル フリーIn the case of discussing on stability of slopes in landslide areas, investigations and researches from soil engineering point of view are indispensable. However, there are very few reports about those aspects.
In this paper; as a basic study of understanding soil properties at landslide areas in Hokuriku region, the accumulated data obtained at various location in Noto peninsula are analyzed, and physical and mechanical properties and in correlation between soil constants and grain size characteristics of material relevant to landslide are described.
Moreover, comparative studies on soil properties of Noto peninsula, south-western parts of Niigata Prefecture and Tokushima Prefecture are carried out.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (848K) -
伊豆半島,天城湯ヶ島の持越川支流流域(崩壊模式地)における予知分析井東 澄雄1980 年 17 巻 2 号 p. 32-39_1
発行日: 1980/09/01
公開日: 2011/07/04
ジャーナル フリーこの報文は “崩壊の予知技術の方法” の理論に基づく分析例としての報告である。
この模式地は, 1977年10月から11月までの間に選定した。私はその時から現在までの期間にこの模式地の詳細な調査を行った。
この分析は, その調査から得たデータにより, 前報 (I) の理論, とくに図-1, 2, 3と数式に従った。この分析の結果は, 表-1～表-4に示す。
この結果から, この分析の方法は, 最良の方法という結論になる。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (3271K)
- |<
- <
- 1
- >
- >|