2019 年 18 巻 p. 121-126
近年,サービスの経済化が一層進行するなかで小売・サービス分野の重要性が増している。製造業においてもサービス分野の事業化が進行している。これらの分野では,企業と顧客の接触空間にこそ収益の源泉があるが,それを対象とした経営診断についての研究は,十分になされてきたとは言いがたい。本研究では,まずこれまでの経営学および診断理論を振り返り,現代の企業経営のサービス化に焦点を当て,サービス主導型経営の視点に立った企業経営のための経営診断の体系を示し,その経営診断を適用するための前提を提示する。