2020 年 20 巻 p. 12-18
テクノロジーとデジタル技術の進歩が流通業の未来を変えようとしている。EC大手のAmazon,アリババはリアルの小売業を巻き込み,顧客データを一元管理し支配しようとしている。流通業にとり顧客データは重要な経営資源であり,伝統的流通業はまずこの顧客データを活用し,顧客へのアプローチを変えていく必要がある。分析を基にしてハイタッチな心の通い合う関係作りを目指すことが目的である。本論は,牛乳・新聞販売業の経営診断から有効と考えるデータ分析の手法と活用の事例を示す。分析手法は①jSTAT MAPの活用による商圏分析,②受発注データを利用したRFM分析・マーケットバスケット分析,③顧客アンケートによるCSポートフォリオ分析の3つになる。