2021 年 21 巻 p. 31-37
本研究では,日本留学後に日本企業に就職した外国人材と日本企業の日本人管理者との間にある考え方のギャップを明らかにし,今後,日本留学後に日本企業に就職を希望する外国人材を日本企業が受け入れていくときに求められる方策を提言した。結果,日本留学後に日本企業に就職した外国人材にとって,日本の職場の魅力は良好な人間関係と会社の雰囲気であることがわかった。一方,「仕事をする上での不安」に関する項目や,「採用の際に外国人は日本人とは別枠で考慮されるべきか否か」といった項目でギャップがあることがわかった。この分析結果から,高度人材として日本留学後に日本企業に就職する外国人材を受け入れていくうえで,個人の能力評価の伝え方と職務経験に応じた採用活動への配慮が結論付けられた。