プログラミング実習の前後においてアンケート調査を行うことにより, プログラミング実習が, その後の学生のコンピュータ利用に対する意識にどのような影響を与えるのかについて調べた.また, アンケート項目間の相関係数からコンピュータの積極的な利用を促す要因について検討した.その結果, 今後ともコンピュータを積極的に使用したいとする学生は, 指示された通りに操作できた, 期待していた通りの結果がでた, 楽しかったという評価をしていることがわかった.また, 男子では, コンピュータに対する恐怖感とコンピュータ操作の間に, かなり強い相関が見られたのに対して, 女子では両者の間に弱い相関しか見られなかった.