Journal of Mammalian Ova Research
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ヒト卵胞吸引液に見出された自然単為発生胚の検出
荒木 康久吉澤 緑吉田 淳金 相勇本山 光博荒木 重雄
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1996 年 13 巻 2 号 p. 115-117

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抄録

卵細胞質内精子注入法(ICSI)の採卵目的で卵巣刺激はGnRHa,FSH,HMG及びhCGによった.採卵した1,923個(188周期)の卵子より,自然発生したと考えられる単為発生胚が2個検出された(0.1%発生率).そのうち1個の胚より卵割球の染色体分析の結果,半数体であることが確認された.ヒト卵子での自然単為発生は極めてめずらしいといえる.

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© 1996 日本卵子学会
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