2005 年 22 巻 4 号 p. 216-226
HMGとrFSHは,ARTにおけるCOSにとって両者とも同等の優れた成績を示している.rFSHが潜在的に無制限の供給の可能性を持ち,費用効果が優れている.また,人種間較差がないので,日本人に対しても有効と考えられた.したがってrFSHは,ARTのCOSを受けている日本の不妊女性にとって新しい治療オプションとなる.またrFSHは皮下注(SC)投与であり,安全性,有効性の面で受け入れられ,その自己注投与ルートが認められれば,利便性が高い.また,rFSHはuFSHと比較して産科学的あるいは新生児に関する問題の発生率と無関係であった.
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