Journal of Mammalian Ova Research
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解説(特別寄稿)
ARTとAMH
浅田 義正
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2010 年 27 巻 4 号 p. 208-215

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抄録
近年,ART(Assisted Reproductive Technology: 生殖補助医療技術)はめまぐるしく発展・普及し生殖医療の中心的役割を担ってきた.ARTの成績向上の為,技術の進歩が多く寄与してきた.調節卵巣刺激法も変化し発展したが,より良い刺激のため卵巣予備能の評価が重要であり,従来からの評価では十分でなく,最近AMH(Anti-Müllerian Hormone)が卵巣予備能のマーカーとして注目されてきた.AMHは月経周期に左右されず体外受精による採卵数と非常によく相関する.従来のbasal FSHは卵巣予備能が極端に減少してから変化するのに比べ,AMHは定量的に予備能を予知でき不妊治療の治療方針決定に重要である.一般不妊患者の中にAMHが0に近い卵巣早発不全予備軍が多数存在するが,いつまで治療可能かの目安をAMHで示すことができる.高齢の不妊患者が急増し,生殖期の不妊治療から生殖不能期へ不妊治療がシフトする中,閉経移行期の不安定なbasal FSH,E2はあてにならない.AMHが果たす役割は増々大きく,不妊治療ルーチン検査となりうる.
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© 2010 日本卵子学会
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