気象集誌. 第2輯
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摩擦項を含む渦度方程式の時間積分について
都田 菊郎
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1959 年 37 巻 1 号 p. 10-21

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抄録
最初に,摩擦項を含む渦度方程式を中央差分方式で時間積分するときは,常に計算不安定を生ずることを示す。そこで,これを防ぎ,しかも精度の高い解を与える方法を提案する。方式の原理は渦度の移流項については中央差分を用い,摩擦項に対して前進差分方式でTaylor展開の高次の項まで利用することである。
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© 社団法人 日本気象学会
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