自然災害科学
Online ISSN : 2434-1037
Print ISSN : 0286-6021
報告
東日本大震災から10年における被災者の生活復興感の要因分析-2020年「生活復興住民意識調査」-
本莊 雄一豊田 利久北後 明彦金子 由芳塩見 有美
著者情報
ジャーナル フリー

2022 年 41 巻 3 号 p. 221-243

詳細
抄録
東日本大震災から10年を迎えた岩手県・宮城県沿岸被災地域における復興整備事業が実施された地区を中心に抽出した13市町16地区の調査対象地区に居住する住民を対象として実施した質問紙調査の結果を用いて,直接被害を被った被災者の主観的な復興感から生活再建の実情を把握する。生活復興感の尺度としては,阪神・淡路大震災の調査で開発された「生活復興カレンダー」を採用する。また,総合的な生活復興感の決定要因を定量的に検証する。さらには,その結果をもとに,被災者の総合的な生活復興感を高める施策の視点について検討する。
著者関連情報
© 2022 日本自然災害学会
前の記事 次の記事
feedback
Top