2025 年 74 巻 2 号 p. 195-196
目的:本研究では,鹿児島市における新型コロナウイルス感染症(以下:COVID-19)拡大前後の特定保健指導の効果(以下:効果)の違いを確認することを目的とした. 方法:鹿児島市国民健康保険特定健康診査(以下:特定健診)の既存データを二次利用した.解析1では,特定保健指導(以下:保健指導)完了者と未実施及び未完了者での,拡大前と拡大直後のそれぞれの保健指導介入時期の変化量の差を効果として比較した.解析2では,拡大前後の保健指導介入による効果の違い(検査値平均変化量の差と質問票回答の変化)を確認した. 結果:解析1では,介入時期,性別,支援レベルで効果は様々だった.解析2では,拡大前後で有意な効果の違いは確認できなかった. 結論:COVID-19拡大前後で効果に大きな違いは確認できなかった.特定健診や保健指導の実施方法の変更などで,感染拡大直後の状況でも拡大前と同様の効果が得られる可能性が考えられる.