脳神経外科と漢方
Online ISSN : 2758-1594
Print ISSN : 2189-5562
症例報告
転移性脳腫瘍に対する繰り返し定位放射線治療後の放射線壊死と判断された病態に漢方薬が奏功したと考えられた2例
武内 勇人村上 陳訓丸山 大輔村上 守中原 功策
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2018 年 4 巻 1 号 p. 39-43

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抄録

肺癌からの転移性脳腫瘍と考えられる造影病変に繰り返しガンマナイフ治療が施行された後に再増大する病変に対して,漢方薬を含めた薬物治療を施行したところ症状改善,画像上の病変縮小が認められた2症例を経験した。いずれの症例においても薬物治療開始時の造影病変は腫瘍再発ではなく放射線壊死であると判断した。同時使用した併用薬の効果も否定はできないが,漢方薬が放射線壊死に有効であったと考えられた。

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© 2018 日本脳神経外科漢方医学会
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