筑波大学付属病院 水戸地域医療教育センター/水戸協同病院 脳神経外科/頭痛外来 [日本]
筑波大学大学院 人間総合科学研究科 疾患制御医学専攻 [日本]
2020 年 6 巻 1 号 p. 26-32
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目的:五苓散投与前後の頭痛と気候の関係を詳細に検討した。
対象:気候変化で頭痛が誘発されると訴える一次性頭痛例3例。
方法:五苓散投与前後に詳細な頭痛ダイアリーを記録し,気象データと比較した。
結果:頭痛回数は内服後に減少した。気圧,湿度,気温と頭痛発症は明らかな関係はみられなかった。
結語:五苓散は特に雨天時頭痛に有効だが,単に気候の変化に対応するのみではなく,疼痛そのものの緩和が示唆された。
日本脳神経漢方医学会誌
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