飯塚病院 救急科 [日本] 飯塚病院 脳神経外科 [日本]
飯塚病院 脳神経外科 [日本]
2022 年 7 巻 1 号 p. 14-18
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
器質化慢性硬膜下血腫の治療には難渋することが多く,これまでも様々な方法が報告されている。当院で経験した器質化慢性硬膜下血腫で治打撲一方を投与した症例を後方視的に検討し治療方法を考察した。対象症例は9例あり,効果があったと考えられた症例は6例であった。検討の結果,器質化慢性硬膜下血腫に対して穿頭術後に治打撲一方を通常投与量で3ヶ月程度投与することで血腫の縮小が期待できる可能性があると考えられた。今後は,投与量を含めた比較試験を検討する必要がある。
日本脳神経漢方医学会誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら