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日本神経回路学会誌
Vol. 21 (2014) No. 3 p. 132-135

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http://doi.org/10.3902/jnns.21.132

解説

大脳基底核を病変の主座とするパーキンソン病やハンチントン病の主症状として,随意運動の障害や不随意運動が認められることから,大脳基底核が運動の実行や調節に関わっていることは明らかであろう.また,近年では黒質-線条体のドーパミン系を中心に強化学習などの新たな機能的側面も注目されている.運動と学習,この二つを大脳基底核はいかにして同時に手がけているのであろうか.筆者は大脳基底核を形態学的のみ観察してきたため,この疑問に直接答えることはできない.しかし解析を進める中で,大脳基底核には大脳皮質や小脳にはない形態学的な特徴があり,この特徴こそが大脳基底核が複数のミッションを同時に遂行できる鍵ではないかとの思いを持っている.まだまだ道半ばではあるが,研究の途中経過を報告する.

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