日本臨床皮膚科医会雑誌
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論文
あきた病院(秋田神経難病医療センター)における入院患者の爪真菌症の集計
牧 伸樹石田 昭雄出光 俊郎
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2019 年 36 巻 3 号 p. 388-394

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抄録

目的:当院は340床を有する慢性期病院であり,重症心身障害児・者160床,筋ジストロフィー80床,神経難病94床,結核6床からなる.各病棟でのフットケア・爪ケアの対策に役立てるため入院患者の爪真菌症罹患状況を調査した. 方法:対象期間中の入院患者全員を診察し,手足の爪真菌症が疑われる患者の真菌鏡検を行った.菌糸,仮性菌糸,胞子等を確認できた場合と既に診断がついて治療中のケースを爪真菌症と診断した. 結果・考察:329名中98名を爪真菌症と診断した.足の爪真菌症は94名(28.5%),手の爪真菌症は33名(10%)であった.爪病変の病型別では全異栄養性爪真菌症が多く,手の爪に病変がある場合は足の爪にも病変がある割合が高かった(87.8%).手の爪真菌症が疑われた際は足の爪の確認が必要である.

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© 2019 日本臨床皮膚科医会
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