日本臨床皮膚科医会雑誌
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論文
皮膚科医の爪診療に対する意識調査(第2報:新たな診療体制の構築について)
川島 眞川島 裕平齋藤 昌孝高山 かおる
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2024 年 41 巻 3 号 p. 467-473

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抄録
皮膚科医の診察あるいはオンライン診療により,医療行為の必要がないと判断された爪の処置について,医療施設内あるいは医療施設外でネイルケアに熟練した看護師あるいはネイリストが処置を行うことに関して,皮膚科医を対象としたアンケート調査を行った.その結果,皮膚科医の診察が前提であれば,医療施設内あるいは医療施設外においても医師以外が処置を行うことに関しては,医療施設への報告,報酬の還流などの条件が整えば,容認できるとする回答が80%以上を占めた.一方,医療施設外と結んだオンライン診療のみで処置が行われることに関しては,全体で24.1%の皮膚科医が容認できないと回答した.以上より,皮膚科医の診断を前提にすれば,医療施設外で医療行為に含まれない処置を医師以外の熟練した施術者が行うことを容認する皮膚科医が多数を占めると思われた.今後,皮膚科医のリードのもとで,看護師およびネイリストと協働して,新たな爪の診療体制を構築する,あるいは現状の民間サービス業者での安全性と専門性を担保する仕組みを作り,全ての爪疾患患者を医療機関のみで対応することが困難な現状を改善することが重要と考えた.
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