国立研究開発法人物質・材料研究機構
中部大学 工学部応用化学科
2020 年 89 巻 2 号 p. 92-96
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近年,多元系窒化物半導体が盛んに研究されている.この中でも,ZnSnN2は2011年頃から研究が始まった,新しい疑似III族窒化物半導体である.この化合物は地殻中に豊富で安価な元素のみから成り,そのバンドギャップは1eV程度で,太陽電池の吸収層などへの応用が検討されている.筆者らは,2014年頃からZnSnN2ならびにその類縁体窒化物の合成と評価を行ってきた.本稿では,これまで行ってきた研究と最近の展開について紹介する.
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