データベースが情報処理技術の1つとして話題になったのは,かなり以前のことである。その後,他の面での技術革新と相まってその有効性がますます高く評価され,さらに複雑な課題への適用が可能となった。たんぱく質構造データベースは,このような状況を踏まえて開発され,最新技術をできる限り活用することを手段とした。ここでは,この手段による開発状況と今後の見通しを報告する。もう1つこの報告では,たんぱく質構造データの情報サービスについて述べる。特に本データベースでは,単なる情報の提供だけでなく,その加工処理をも同時に利用者側で自由に行なえる点に特色がある。