歯科基礎医学会雑誌
Print ISSN : 0385-0137
マウス顎下腺の性差の意義に関する一考察
顎下腺唾液の毒性について
平松 正彦畠山 桂子南 直臣
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1980 年 22 巻 1 号 p. 23-29

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抄録
雄マウスのphenylephrine刺激唾液の毒性について検討した。その結果, 唾液はモルモット, ラット, ハムスターに対して強い毒性を示すことを認めた。マウスに対する毒性は比較的軽度であった。雄マウスの顎下腺抽出液にも強い毒性が認められた。唾液中の毒性物質はkallikrein様のタンパク分解酵素であることが示唆された。以上の結果から, マウス顎下腺の生理学的機能について考察した。
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