日本視能訓練士協会誌
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小児の眼鏡装用状況についての実態調査
沼田 公子清水 勉
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1994 年 22 巻 p. 66-71

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抄録

小児の眼鏡装用状況の実態を把握するために1993年5月から7月までの3ヵ月間に当科を受診した1~15歳までの眼鏡常用者67名に対し,現在装用している眼鏡の装用状態及び管理状況などについて調査を行った.
その結果,眼鏡の重量は30g以下の例が7割以上を占めていた.フレームの材質はメタルフレームが9割以上を占めていたが,低年齢の小児にはモダン,パットなどのフレーム各部にシリコン類が使用され,眼鏡がずり落ちにくい工夫がなされていた.フィッティング状況は6~10歳の男子が不良であった.管理状況は1~5歳の小児の75%が月1回以上の調整を行っており,眼鏡に対する家族の関心の高さがうかがえた.

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