1985 年 34 巻 12 号 p. 1029-1031
自動酸化リノール酸メチルからケイ酸カラム及びシリカゲルドライカラムクロマトグラフィーによりリノール酸メチルヒドロペルオキシド異性体 (4種) を分取した。異性体のうち, 13-hydroperoxy-cis-9, trans-11-octa-decadienoateは98%; 9-hydroperoxy-trans-10, trans-12-octadecadienoateは92%の純度で分別され, 他の2異性体の純度は再クロマトの結果約85%であった。本法はこれら異性体の簡便な分別法として適していると考えられた。