油化学
Online ISSN : 1884-2003
ISSN-L : 0513-398X
加工紙用パラフィンについて
根来 一夫
著者情報
ジャーナル フリー

1958 年 7 巻 2 号 p. 97-99

詳細
抄録
1. パラフィンは粒状になつて紙に付着する。
2. パラフィン加工紙の折れ目では, パラフィンが脱落し, 繊維が露出してくる。
3. パラフィン加工紙の良否は紙質によつても支配され, 原料紙によつて水中浸せき試験におけるパラフィンの脱落程度が異なる。
4. パラフィン加工紙の良否は, またパラフィンによつても支配される。
5. ポリエチレン, アルミニウムセッケンなどの添加剤を加えたパラフィンは紙への付着力が増し, 水中浸せき試験によつてもほとんど, パラフィンの脱落は起らない。
6. ポリエチレン添加パラフィンを試作し, 実用試験を行つた結果, すこぶる良好であつた。
著者関連情報
© 公益社団法人 日本油化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top