2020 年 40 巻 1 号 p. 78-83
慢性足関節不安定症(CAI)を有する高校サッカー選手の片脚着地動作の特徴を調査した.男子高校サッカー部82名から,CAI群8名,捻挫なし群11名を抽出し,Cumberland Ankle Instability Tool(CAIT)を用いた調査,および三次元動作解析装置を用いた片脚着地動作の評価を行ない群間で比較した.CAI群はBMIが高く,CAITは低かった.動作解析では,関節角度,モーメントに差は認めなかった.しかし,股関節屈曲,膝関節内反角度が小さく,骨盤前傾角度が大きい傾向を認めた.本研究結果より,CAIを有するサッカー選手の片脚着地動作は,膝関節による代償が生じる可能性が考えられた.