2021 年 41 巻 1 号 p. 26-30
小学校3年生から中学校3年生までの児童生徒864名を対象とし,長座体前屈と立位体前屈の測定値の比較と,性別や年齢(学年),身長が測定値に与える影響を検討した.小学校3年生から中学校3年生までの児童生徒において,長座体前屈と立位体前屈の間には正の相関関係があり,腰臀部から下肢後面の柔軟性の評価に関して同じ傾向を示すと考えられた.体前屈の測定値はいずれも女子で高く,長座体前屈は身長が大きいほど測定値も大きくなった.立位体前屈では身長による一定の傾向はみられなかった.長座体前屈による体力テストの結果を用いて柔軟性を評価する際には性別や身体発育の影響を考慮する必要があると考えた.