2021 年 41 巻 1 号 p. 44-47
目的:小・中学野球選手の肘障害と全身関節弛緩性(GJL)の関係を調査することを目的とした.
方法:男子小・中学野球選手915名(小学生491名,中学生424名)をGJL陽性群と陰性群で分け,肘障害の割合を調査した.
結果:小学生,中学生の肘障害はそれぞれGJL陽性群で14名(23.7%),8名(40%),GJL陰性群で115名(26.6),99名(24.5%)であった.過去の肘障害はそれぞれGJL陽性群で18名(40%),12名(63%),GJL陰性群で157名(36%),237名(59%)であった.超音波検査で肘小頭離断性骨軟骨炎と診断された選手はGJL陽性群3名(3.8%),GJL陰性群22名(2.6%)であった.GJL陽性群とGJL陰性群において肘障害の頻度に有意差は認めなかった.
結論:小・中学野球選手の肘障害とGJLに関連性はみられなかった.