2021 年 41 巻 3 号 p. 156-159
はじめに:高い活動性の継続を希望される変形性膝関節症に対する膝周囲骨切り術において,手術効果継続と目標とする術後下肢アライメントを検討した.
方法:Tegner activity score 6点以上に施行したOWHTOを対象とし,KOOSスコアのSports項目とPain項目からOARSI-OMERACT responder criteriaに準じた効果継続の有無と%MAのROC曲線下面積,カットオフ値を算出した.
結果:全例で運動活動への復帰可能であったが,最終経過観察時(平均45.4±10.6ヵ月)の治療奏功例は31膝中23膝であった.% MAの曲線下面積0.703,カットオフ値58.9%であった.
考察:8膝(25.8%)で治療奏功の継続を認めなかった.%MAは運動活動継続の指標として有用な予後規定因子であり,目標下肢アライメントは軽度外反58.9%と考えられた.