2021 年 41 巻 3 号 p. 201-208
平成元年1月から31年4月に当院を受診した大相撲力士1,590例5,268件を対象に,部位別頻度とその内訳について調査した.体幹傷害1,325件(25.2%)の部位内訳は,頸椎355件(6.7%),胸椎・胸郭141件(2.7%),腰椎722件(13.7%)であった.上肢傷害1,115件(21.2%)の部位内訳は,肩関節323件(6.1%),肩鎖関節141件(2.7%),肘関節248件(4.7%),手・手関節326件(6.2%)であった.下肢傷害2,771件(52.6%)の内訳は,膝関節1,489件(28.3%),足関節427件(8.1%),足387件(7.3%)であった.全体の過半数を占める下肢傷害ではLM損傷やACL損傷が多く,ACL損傷223件のうち130膝に対して鏡視下ACL再建術を施行した.