作業療法
Online ISSN : 2434-4419
Print ISSN : 0289-4920
原著論文
精神科作業療法の観察評価からみる青年・成人期の自閉スペクトラム症の行動特性
飯田 妙子新宮 尚人堀 雄介
著者情報
ジャーナル フリー

2020 年 39 巻 6 号 p. 725-732

詳細
抄録
要旨:青年期以降に自閉スペクトラム症(以下,ASD)と診断される場合,心理検査などの結果よりも,行動観察によって発達障害の特徴が把握できる可能性が指摘されている.そこで本研究では,直接観察による評価や評価時の作業療法士(以下,OTR)の観察視点によって,どのようなASD特有の日常生活上の行動特性が把握できるかを検証した.方法は,OTR 5名に対し,ASD者に対する社会生活技能の評価実施後,ASDの特徴把握に関するインタビューを行った.その結果,7項目から36の特徴・問題項目カテゴリが抽出された.その中でも,切り換えの困難さに関する特徴は,ASD特有の特徴を捉えたものである可能性が示唆された.
著者関連情報
© 2020 一般社団法人日本作業療法士協会
前の記事 次の記事
feedback
Top