抄録
本研究の目的は,東京都区部に在住する高齢者サロンなどの自主活動に参加する地域高齢者を対象に,作業参加とプレフレイルやその要素,及び心理社会的状態の関連構造を明らかにすることである.対象は146名で,分析は一元配置分散分析,Kruskal-Wallis検定と多重比較によるフレイル群,プレフレイル群,ロバスト群の比較,及び構造方程式モデリングによる関係性の推定を行った.その結果,プレフレイルを有すると作業参加の状態が良好でない傾向にあった.構造的関連性から,作業参加の状態がプレフレイルに関連すること,身体,社会的状態が作業参加に,作業参加が心理的状態に,それぞれ促進的に働くことが示唆された.