学術誌『作業療法』の査読者を拝命してから5年が過ぎ,これまで多くの論文の査読に携わらせていただきました.査読させていただいた論文には,質の高い介入研究や大規模な調査研究,最新の機器を用いた実践報告など,作業療法士として興味深いものが並んでおり,ここ数年COVID-19の影響があったにもかかわらず,日々研究を発展させてこられた先生方には頭が下がる思いです.また,最近では,統計手法も多岐にわたり,これまで扱ったこともない手法を用いて論じている研究も多く,日本の作業療法の発展を感じるとともに,自分自身にもアップデートの必要性を感じるのが,私の中での査読という作業になっています.