都市計画論文集
Online ISSN : 2185-0593
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用途別の建物床面積と立地傾向の変容傾向による大都市圏駅前商店街の類型化
相 尚寿貞広 幸雄浅見 泰司
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ジャーナル オープンアクセス

2010 年 45.2 巻 p. 23-29

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抄録

本研究では、大都市圏駅前商店街を対象に、詳細な建物データを活用して、用途別の床面積や沿道上での立地傾向を定量的に把握する手法を提案した。分析に際しては商店街を形成する道路沿いに立地する建物のみを抽出し、周辺街区の建物利用の影響を排除したうえで、指標化により沿道間、地域間で用途別の建物立地傾向の比較を可能とした。さらに、東京23区内にある六つの商店街を対象に取り上げ、指標をもとに商店街を類型化し、その時系列的な変化を観察した。これらの商店街は、駅前が商業用途に特化して広い商圏を持つ大きな商業集積、日常的な利用に応える商店街に大別された。しかし、一つの商店街は商業規模が大きいものの、人口動向が他の地域と異なるため追加の分析を行い、商業集積の進行と同時に住環境悪化や店舗連続性喪失による商店街の魅力低下が懸念されると指摘した。その要因を他の地域との比較などにより考察した。

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© 2010 公益社団法人 日本都市計画学会
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