抄録
本研究では、サンタバーバラ市におけるエル・プエブロ・ワエホのデザイン・ガイドラインの考え方と規定等について調査し、どのように歴史的資産を活かしながら魅力的な環境を創造しているのかを考察した。その結果は、次のようにまとめられた。1)市民活動家らの活躍によって、長期に渡って魅力的な環境を造り上げることができた。ガイドラインに加えて、多くの計画や規定等が立案されていった。2)ガイドラインの目標は、厳格なデザイン審査を通して、スパニッシュ様式で統一された地域を創造・保全し続けていくことである。同時に、歴史的建築物や他様式の建築物が存在する特徴ある地域も重要な資源と位置付け、その保全を図っている。3)ガイドラインには、建築的特徴や規定が明確に示されている。多くの制約があるにも関わらず、肯定的な意識を持つ住民や商店主らが多い。