都市計画論文集
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地域単位でのシビックテック活動の波及と持続可能性に関する研究
アーバンデータチャレンジにおける取り組みを事例に
瀬戸 寿一関本 義秀
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ジャーナル オープンアクセス

2018 年 53 巻 3 号 p. 1515-1522

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抄録

本研究の目的は、日本における様々なシビックテック活動の実態を明らかにし、特にシビックテック活動とアプリケーション制作課程の背景を明らかにするために「アーバンデータチャレンジ(UDC)」における取り組みに着目し分析することである。日本のアプリケーション開発コンテスト等で行われてきたアイデアソンやハッカソンと行った一過性のイベントに限らず、地域の取り組み状況や体制に応じた幅広い活動が行われていることが明らかとなり,同時に幾つかの地域では活動の持続可能性に向けた工夫もされていることが明らかになった。さらに、活動の最終成果としてコンテストにおいて高い評価を受けた作品は、継続的な横断的発展と翌年の賞につながる特徴や側面を持っていることが明らかとなった.

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© 2018 公益社団法人 日本都市計画学会
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