日本土木史研究発表会論文集
Online ISSN : 1884-8133
Print ISSN : 0913-4107
ISSN-L : 0913-4107
街路形成にみる日立市の都市計画の変遷
山形 耕一小柳 武和笹谷 康之遠藤 毅
著者情報
キーワード: 街路, 日立市, 都市計画史
ジャーナル フリー

1985 年 5 巻 p. 277-287

詳細
抄録
日立市は、日立鉱山と日立製作所の発展とともに歩んできた、近代工業都市である。可住地域は、阿武隈高地と太平洋に挟まれた東西2-3km、南北20kmと細長い台地にある。昭和8年に都市計画地域に指定されて以後、市内を通る国鉄常磐線の4つの駅前地区の区画整理が大規摸に行なわれ、主要な区画整理街路が都市計画道路に編入され、これを幹線街路でつないて街路網が形成された。広幅員街路の建設を達成した日立地区の戦災復興計画、放射環状街路と15か所の広場を計画し新都市開発をめざしたが、一部しか完成をみなかった多賀地区の計画、日立製作所の工場用地取得を契機とする小木津・大みか地区の区画整理事業と、各駅周辺地区ごとに特色のある都市計画が行なわれた。一方、市域全体を考慮した街路計画が遅れたために、駅周辺地区以外では、無秩序な市街地が形成され、交通渋滞が発生ずる一因となった。
著者関連情報
© 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top