日本土木史研究発表会論文集
Online ISSN : 1884-8133
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土木史におけるモデル規範適応過程分析 (2)
北海道広域三角測量技術導入について
山村 悦夫
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1989 年 9 巻 p. 49-54

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抄録
開拓使は洋式測量による北海道地図を作成するため1873年 (明治6年) 4月よリワッソンの指導のもとに広域三角測量を開始し、その後、デーの指揮のもとで三角測量の基線を詳細に測量している。これには、日本の技術者、荒井部之助、福士成豊をはじめとして参加し、わが国初めての洋式広域三角測量技術を修得した。ここでは、従来からの測量技術と洋式三角測量技術を比較検討して、この技術の導入と受容努力過程と適応過程について考察するものである。
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