抄録
本論文は、著者らが示した橋梁の景観評価のための特異点探索手法を、小中学校の総合的学習 (土木史や景観評価) に利用する方法を提案するものである。フィールドワークにおいては、現場は固有な空間であり、その中で体を使って、場所や時間に関する意味を読み解いていく必要がある。さらに、提案の手法は協働で行うのを原則としている。個人の感性から得られた評価の価値は、対話を通して、班全体の意見 (知識) となる。学習の実例として、熊本県矢部町にある通潤橋を対象とし、小中学生による特異点探索を行ったのでその結果を報告する。