土木史研究
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石川県手取川七ヶ用水
藩政期から昭和初期までの手取川と用水利用について
竹村 敏則北浦 勝
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キーワード: 明治期, 灌漑用水, 石川県
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2001 年 21 巻 p. 339-344

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抄録
七ヶ用水は手取川扇状地のうち、右岸の松任市、鶴来町、野々市町、美川町、川北町の約6, 000ヘクタールの灌漑に供するもので、網の目状の用水からなり、主な用水は七つからなる。
以前は、いずれも手取川から独自に取水していたが、手取川は急流河川で、名だたる暴れ川で、しばしば洪水氾濫に見舞われ、その取水口が堤防決壊の原因ともなった。明治24年の大洪水を機に合口事業がなされ、洪水の心配は減少された。その歴史的経緯と技術的問題点について述べる。
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