土木計画学研究・論文集
Online ISSN : 1884-8303
Print ISSN : 0913-4034
ISSN-L : 0913-4034
様々な条件下での都市部幹線道路近傍で騒音環境基準を遵守可能な環境容量の算出方法
渡辺 義則本田 明寛
著者情報
ジャーナル フリー

1997 年 14 巻 p. 443-450

詳細
抄録

乗用車で構成されているが、音源と受音点間の距離、法定最高速度などの変化には対処可能な騒音環境容量の算出方法は既に報告した。しかし、現実には対象地点の条件は様々で、大型車は混入し、車道端に壁がある場合もあるし、環境基準も地域の区分、時間区分で異なる。従って、これらの条件に対処する方法を考えておく必要がある。そこで (1) 前述の諸要因に対して基本となる状態を定め、その条件下での騒音環境容量を示す。(2) 対象地点の諸条件への対処方法を示す。(3) 適用例として、大型車が混入すれば、あるいは、壁を車道端に設置すれば、自動車騒音の環境基準 (B地域) を遵守可能な領域はどの様に変化するかについて検討した。

著者関連情報
© 社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top