抄録
鳥取県智頭町において「地域生活空間創造情報システム整備事業」の成果である「ひまわり (智) 情報システム」の導入過程を事例として, 情報技術のインプリメンテーション (システム供用から利用までの) プロセスに関する考察を行う. 本研究は, システムが導入後1年を経た時点で開発時の目的を果たすことなく, 放置されていたことに端を発している. 普及阻害原因が導入時における利用者と開発者の間に存在する認知のずれによるところが大きいことを確認し, 地域における利用者ニーズの再点検・再発掘を試みた. その上で既に導入済みのシステムの機能と使いやすさを検証し, 利用者の受容性を考慮した補正的・簡便的な導入方法を考案した.