抄録
本研究は自転車利用者が自転車走行環境を加味して距離抵抗を認識しているという仮説に基づいて、自転車走行環境を考慮できる実距離からの認識距離変換式を提案し、認識距離を変数として組み入れた経路選択モデルのバリエーションについて考察した。また、Dialのアルゴリズムを組み込んだ経路選択モデルを提案し、前述の経路選択モデルを一般化した。
ケーススタディとして宇都宮、久留米、七尾のデータを用いて、経路選択モデルにおけるパラメータ推定を行い、自転車走行環境が自転車利用者に及ぼす影響の推測を行うと共に、提案方法の適用可能性を示した。さらに小山を事例として自転車道整備の定量的把握の例を示した。