抄録
本研究は, 今後の鉄道整備における乗換え歩行者データの取得および活用の必要性を議論し, その取得方法を提案するものである.現在, 改札記録, 時刻表等から旅客フローをある程度正確に計測することが可能となっている.しかしながら, 駅構内における乗換え歩行者の行動に関しては, その重要性が指摘されているにも拘わらず, データ取得, それらを用いた分析が十分になされていないのが現状である.そこで, 本研究では,(1) 歩行者の全数調査が可能である点,(2) ITの発展により容易に画像処理技術の適用が可能となった点,(3) 分析範囲が駅構内に限られ広域でない点等から, ビデオ映像に画像処理を適用するシステムを開発し, 歩行者データの取得を試みている.