抄録
着発線荷役方式の鉄道貨物施設のコンテナホームは, 着発線は1線あたり延長500m以上必要である. さらにフォークリフトによる荷捌きのために, 2面タイプのコンテナヤードの幅員は40m以上必要なため, コンテナヤードの面積は約1.5~2.0haとなる.
また, モーダルシフトの概念から交通の結節点となる都市道路とのアクセスの良好な箇所に建設されるため, 都市河川や下水道に与える洪水への影響を最小限にしなければならない.
そこで, フォークリフトの荷重に耐えうる排水性混合物の開発を行ってきた. ここでは現場散水試験を実施し, 貯留型路盤の強度及び厚さ設計, 浸透施設の設計方法及び浸透能力を検証した.