ペット栄養学会誌
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健常犬におけるホルモンリズムが血糖値日内変動におよぼす影響
小田 民美秋山 蘭生野 佐織上田 香織丸山 夏輝佐伯 香織森 昭博左向 敏紀
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キーワード: , 食事, 肥満, ホルモンリズム
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2013 年 16 巻 Suppl 号 p. Suppl_30-Suppl_31

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抄録

朝7時から夜7時までと夜7時から朝7時までの12時間、各種ホルモンと糖代謝、脂質代謝に関連する項目の変動を検討した。朝試験は夜試験に比べて、食後1時間のインスリン濃度が有意に低値を示し、遊離脂肪酸 (NEFA) は食後12時間で有意に高値を示した。またGLP-1曲線化下面積 (GLP-1 AUC) は夜試験において有意に高値であった。夜試験の血糖値、インスリン濃度変動から、夜間は犬においてもインスリン抵抗性が若干上昇していて、インスリンによる血糖低下が昼間に比べると低いことが考えられた。

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© 2013 日本ペット栄養学会
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