抄録
シンプレックス格子実験計画法によりAl–W–SiおよびSi–W–Nbの3成分系酸化物の組成を決定し,試験管を用いるクエン酸法によりそれらの酸化物を並列に迅速調製した。ハイスループットスクリーニングとして,Friedel-Crafts反応(アニソールのベンジルアルコールによるベンジル化反応)を試験管中で150℃にて並列に実施した。さらに,サポートベクターマシーンを用いることで,触媒組成と活性の非線形な関係を解析して活性の応答曲面を描くことに成功した。この手法をSi–W–Nb–Alの4成分系酸化物にも適用し,これら成分間の相互作用を明らかにするとともに高活性な触媒を見出した。Si62Al31W7酸化物はH型モルデナイト触媒と同等の活性を示した。