Journal of the Japan Petroleum Institute
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総合論文─特集「燃料電池技術の最前線」─
固体酸化物形燃料電池用Ni基サーメットアノードの性能と劣化
江口 浩一
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2015 年 58 巻 2 号 p. 79-85

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抄録
固体酸化物形燃料電池(SOFC)は,その高い発電効率のために注目を集めている。また,燃料適応性に優れている点でも重要であり,メタンを始めとする様々な炭化水素燃料の内部改質反応について検討され,システムのさらなる簡略化が期待されている。一方,本反応系では特に,炭素析出がしばしば劣化要因であることが知られている。炭素析出は発電中に発生する水蒸気やCO2で効果的に避けられるものの,炭素析出が起こりにくい電極材料の選択も必要となってくる。そこで我々は,析出速度が燃料極サーメットに用いる酸化物のイオン/電子伝導,金属の炭素への溶解性により影響を受けることから,金属および酸化物の種類によって析出速度が異なることを明らかとした。さらに,炭化水素燃料の水蒸気による希釈が過剰であれば,下流領域において水蒸気による劣化が進行することも分かった。本稿ではこれらに加え,集束イオンビーム-走査電子顕微鏡による3次元微構造の再構築が燃料極の劣化解析に有効となることを概説したい。
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© 2015 公益社団法人石油学会
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