2023 年 68 巻 2 号 p. 59-66
2040年に向けて日本では,人口構造の変化,多疾患併存,多死社会,健康格差,増大する医療費,新興・再興感染症や災害リスクなどさまざまな問題に直面している。これらの問題解決には薬剤師によるICT,AI,ロボット等のPharma Techの利活用は必須である。しかし,現状の薬学部のシラバスの調査からは薬剤師に必要なICTリテラシー教育は不十分であった。現在,各大学では2024年からスタートする薬学モデル・コア・カリキュラムの改訂が行われ,新たなICTリテラシー教育が構築されようとしている。近い将来,高いICTリテラシーを持った薬剤師が,日本に山積する医療・介護・福祉の課題を解決していくことを期待している。