日本泌尿器科学会雑誌
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症例報告
転移巣切除が奏功した腎盂癌肝転移の1例
鎌田 修平岡東 篤野積 和義宮崎 兼考井上 淳木藤 宏樹永田 真樹
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キーワード: 腎盂癌, 肝転移, 肝切除
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2015 年 106 巻 3 号 p. 190-193

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抄録

症例は68歳,女性.肉眼的血尿を契機として見つかった腎盂癌(cT1cN0M0)に対して鏡視下右腎尿管全摘術を行った.術後6カ月で肝転移が出現したが,全身化学療法(GC療法)を行ったところ部分奏功を認め,原発巣切除1年後に肝転移巣切除を行った.現在,転移巣切除から4年5カ月経過しているが,新規病変の出現無く経過している.

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© 2015 一般社団法人 日本泌尿器科学会
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