日本家禽学会誌
Print ISSN : 0029-0254
国産4元交雑鶏の遺伝的構造分析
岡田 育穂西村 一三秋山 正治
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1978 年 15 巻 5 号 p. 259-263

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抄録
国産4元交雑鶏ノーリン101の原系統11, 12, 21および62, ならびにその交雑群について血液型A, B, DおよびG, 血漿エステラーゼならびにアルカリ性ホスファターゼ座位における遺伝子頻度を推定した。これら6座位のうち, 系統間で比較的異なった遺伝子頻度を示したのは血液型B, 血漿エステラーゼおよびアルカリ性ホスファターゼの3座位であった。
各系統ならびに2元交雑群間の遺伝的距離, 4元交雑群に期待されるヘテロ接合性の割合などにより分析したところ, 4元交雑群では現行の組合せ (62•11×21•12) において最大のヘテロ性が期待されることが示された。
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