日本家禽学会誌
Print ISSN : 0029-0254
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選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 豊後 貴嗣
    2001 年 38 巻 6 号 p. J131-J140
    発行日: 2001年
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
  • 喜多 一美
    2001 年 38 巻 6 号 p. J141-J151
    発行日: 2001年
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
  • 藤中 邦則, 龍田 健, 山崎 宗延
    2001 年 38 巻 6 号 p. J152-J159
    発行日: 2001年
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    採卵鶏の飼い直し技術を検討した。4日間の絶食後に8日間のブロイラー飼料再給与による廃鶏の肉量増加技術を基本とし,絶食日数の短縮と肥育日数の延長を検討した。実験1は108週齢の鶏40羽を用いて絶食日数を0, 2, 4日とし,実験2は80週齢の鶏40羽を用いて肥育日数を8, 11, 15日として,産卵用飼料を給与した対照と比較した。
    その結果,絶食日数については,4日絶食と比較すると,2日絶食及び無絶食は産卵率の低下が小さくなったが,肉重量は4日絶食よりも軽く,産卵と肉を合わせた収入は,対照を上回るには至らなかった。肥育日数については,中期肥育と長期肥育の産卵率は,短期肥育よりもわずかに高くなったが,肉量は肥育口数の延長によって軽くなり,産卵と肉を合わせた収入は,肥育日数の延長により低下した。
    以上の結果から,絶食と肥育を組み合わせた採卵鶏の飼い直しにおいては,4日間の絶食とその後8日間の肥育が,採卵鶏を最も効率よく肥育させることが示された。
  • 古閑 護博, 山崎 信, 村上 斉, 水流 正裕, 小林 亮英, 武政 正明
    2001 年 38 巻 6 号 p. J160-J166
    発行日: 2001年
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    飼料中β-カロチンの卵黄中への移行性および卵黄色に及ぼす油脂源の影響を検討した。試験では,71週齢の産卵鶏27羽を,1)油脂無添加(対照)区,2)中鎖油脂(MCT) 5%区,および3)長鎖油脂(LCT) 5%区の3飼料処理区に割り当てた。各飼料には,β-カロチン製剤0.1%(β-カロチン100mg/kg)を添加し28日間の飼養成績,産卵成績,飼料中β-カロチンの卵への移行率および卵黄色を比較した。
    卵黄中のβ-カロチン含量はいずれの区でも試験飼料給与後に増加し,7日目から14日目にほぼ一定となった。21日目の卵黄100g中のβ-カロチン含量は,LCT 5%区441μg, MCT 5%区248μg,対照区266μgであった。β-カロチン移行率(β-カロチン摂取量に対する卵黄中に蓄積したβ-カロチン量の割合)は,LCT 5%区0.59%, MCT 5%区0.34%,対照区0.41%であり,LCT 5%区がMCT 5%区よりも有意に高かった。卵黄色(ロッシュカラーファンスコア)は,MCT 5%区がLCT 5%区よりも有意に低くなった。産卵率および飼料要求率は,各区間に有意差は認められなかった。
    これらの結果は,卵黄中のβ-カロチン含量および卵黄へのβ-カロチン移行率は,飼料中の油脂源に依存し,中鎖油脂より長鎖油脂で移行を高める働きが優れていることを示している。
  • 石川 寿美代, 立川 昌子, 早川 博
    2001 年 38 巻 6 号 p. J167-J176
    発行日: 2001年
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    我々は農業副産物であるにんじん茎葉を有効利用する研究を行つている。これまでにβ-カロチンを含んでいるにんじん茎葉を産卵鶏に給与すると,卵黄中のβ-カロチン含量が高くなり,卵黄色が改善されることを明らかにした。
    この研究は,にんじん茎葉の栄養価とにんじん茎葉の乾燥方法の違いがβ-カロチン含量に及ぼす影響にっいて検討するとともに,β-カロチンの卵黄移行量に対する飼料中油脂含量増加の効果について検討するために行つた。
    常用される採卵鶏用配合飼料(以下対照飼料という),対照飼料ににんじん茎葉5%あるいは10%を添加した飼料およびにんじん茎葉10%に加えて大豆油を添加した飼料の4種類の試験飼料を産卵鶏に8週間給与した。
    飼料に添加するにんじん茎葉の量が増加すると,飼料摂取量は低下する傾向がみられたが,産卵率は変わらなかつた。
    卵黄中β-カロチン含量は,にんじん茎葉5%添加区と10%添加区で対照区に比べて有意に増加した(P<0.0)5)。特ににんじん茎葉10%添加区では対照区の約6倍の値になつた。にんじん茎葉10%添加区と同飼料に大豆油を添加した区との間には有意差は認められなかつた。また,β-カロチンの出納試験の結果においても油脂添加の効果はなかつた。
    卵黄色(ロッシュカラーファンスコア)は,にんじん茎葉5%あるいは10%添加区で対照区に比べて有意に高くなつた(P<0.05)。しかし,これら2つのにんじん茎葉添加区の間には有意差は無かつたので,卵黄色だけの改善にはにんじん茎葉5%添加で十分効果があることがわかつた。
    卵重,ハウユニット,卵形係数,卵殻強度および卵殻厚には,評価できるほどのにんじん茎葉飼料添加の効果はなかった。
    以上のことから,飼料ににんじん茎葉を添加することによつて,高付加価値の鶏卵を産出させることができると考えられる。
  • 細谷 実
    2001 年 38 巻 6 号 p. J177-J181
    発行日: 2001年
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    大型•集約化してきた養鶏業の進歩に伴い,省力,低コスト飼育施設が求められている。わが国では,鶏鳴新聞(第1430号,2000年1月5日)に掲載されている平成10年度の畜産物流通統計によると,プロイラー生産は年間50万羽以上出荷する農場が24%を占める。この数の羽数があって,日常の飼養管理はもちろん,出荷時の捕鳥だけでも,相当な労働力を要する。一方,食生活の向上と安全のために,消費者が安全で優れた肉質を強く要望している。これまで,多くのブロイラー生産は,平飼いで鶏が鶏糞とともに生活している。これでは,鶏は疾病が増えるだけでなく(佐藤,1995;代永,1995; Wathes, 1998),肉の安全性問題も出てくる。このような現実の問題は,解決しなければならない。飼育管理の省力化,より安全な肉を消費者に提供するために,採肉養鶏の床面を工夫して,省力,衛生的なブロイラー飼育システム(LSH-システム)が開発された(細谷,1996 a, b)。ここでは,平飼いブロイラー鶏舎と比較しながらそのシステムの特徴を解説した。
  • 松崎 正治
    2001 年 38 巻 6 号 p. J182-J189
    発行日: 2001年
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
  • 2001 年 38 巻 6 号 p. J190-J202
    発行日: 2001年
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
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